バッテリーが大きく膨張したHuawei Mate9の修理

今回は、新京極通商店街近くにありますスキルワン京都河原町店でご依頼いただいた、バッテリーが大きく膨張してしまったHuawei Mate9の修理をご紹介します。

 

1.修理依頼~端末預かりまで

今回はお電話にて問い合わせをいただきました。

出ている症状は

画面が浮き上がって本体に隙間ができており、スリープボタン(電源ボタン)と音量ボタンも効かない

というもので、この時点では

・内部のバッテリーが膨張して画面を押し上げている

・膨張のせいでパーツの位置がずれたりケーブルが外れてしまっており、そのせいでボタンが一部機能しなくなっている

という状態であると考えられました。

店舗にパーツの在庫もあり、即日でバッテリー交換が行えるとお伝えすると、すぐに来店いただくことになりました。

お客様にご来店いただき、Mate9の状態を確認してみると、確かにスマホが大きく膨れ上がり、画面は曲がって隙間が空いています。軽く押してみても隙間は全く閉じず、内部に何か詰まっているような手ごたえがありました。

また、スリープボタンと音量ボタンはどれだけ押しても反応がなく、加えて指紋センサーも認識していないことがわかりました。

最初の予想通り、やはり内部でバッテリーが膨れ上がっているようです。ボタン類が効かないのも、膨張のせいでケーブルが外れているか、もしかしたら断線しているかもしれません。

というわけで、早急にお預かりしてバッテリー交換を試すことになりました。

 

2.分解、バッテリーの交換

Huawei Mate9は背面カバーが特殊ねじでしっかりと固定されているため、バッテリーが膨張すると内側から大きな圧力がかかってしまいます。幸い画面は保護フィルムの割れのみで画面本体には問題はなく、慎重に分解すれば大丈夫そうです。

スマホ本体を壊さないよう慎重にねじを外し、圧力を開放してゆきます。

SIMカードのトレーも忘れずに外します。これで安全に背面カバーを取り外せるようになりました。

背面カバーを取り外した裏には、スリープボタンと音量ボタン、指紋センサーのケーブルが取り付けられています。

このケーブルは写真の赤丸で囲ったコネクターに繋がっていますが、膨張の圧力によって外れていました。これではスリープボタンも音量ボタンも動くはずがありませんね。ケーブル自体は断線などもなく無傷でした。

バッテリーを新品に交換し、外れていたケーブルなどを全て元に戻して修理は完了です。

動作チェックも行って特に問題は無し!無事に直せました!

 

Huawei Mate9は2016年冬に発売された機種で、今となっては古いスマホに分類されます。

スキルワンではこうした少し古い機種でも修理対応いたしますので、「こんな修理できるかな?」とお悩みの方もお気軽にご相談ください。

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