動かなくなったXperia Z5がバッテリー交換で復活!

普段通り使っていたつもりで、落としたりもしていないのに急に動かなくなってしまった…というXperia Z5の修理ご依頼を頂きました!

Xperia Z5は2015年と結構古い機種のため、バッテリーが劣化している個体も多いです。バッテリー劣化が原因で起動不可になることも多いのですが、今回の端末は以前に別の修理店さんでバッテリー交換をしたことがあり、そこから1年もたっていないとのこと。

となると、少なくともバッテリー劣化が原因である可能性は低いと考えられます。

 

外見に目立った破損はありませんし、とにもかくにも原因を特定するには分解してみなければなりません。

というわけで内部を調べてみましたが、一見して大きな損傷もなく、基板にショートの痕跡も無ければ、水没した様子もなし…。

しかし、くまなく調べてみると意外なところに原因がありました

こちらの写真は、以前にお客様が別の修理店さんに依頼して交換してもらったというバッテリーのコネクター部分です。よく見ると、コネクターが一部割れてしまっていることが分かります。これではコネクターがすぐに外れてしまいますから、電源が入らなくなるのも納得です。

こうしたコネクターの割れが起こる原因は、バッテリーの固定が甘いことがほとんどです。今回の修理端末は過去に別の修理店さんでバッテリーを交換されていますが、おそらくその時の固定が少し甘かったためにバッテリーが内部でカタカタと揺れ動き、コネクターに負荷が集中したものと思われます。

 

コネクターが破損したバッテリーは当然もう使えませんから、新しいバッテリーに交換します。

交換後は無事起動!同じことが二度と起こらないよう、念入りに固定してご返却となりました。

今回のようにパーツの固定が甘かったり、落下などで強い衝撃を受けると、パーツ同士をつなげるコネクターが外れたり破損してしまうことがあります。

一度も修理に出したことがないという場合も、何度もスマホを落としていたり、バイクツーリングなど振動の激しい環境でよく使う方は気をつけましょう!一見無傷に見えても、実は中ではパーツが取れかかっているかもしれません。

もしも同様の症状でお困りの方がおられましたら、一度お気軽にお問い合わせくださいませ。